呼吸筋を少しでも弱らせないように
筋ジストロフィーは全身の筋肉が徐々に衰えていく病気なので、呼吸する筋肉も落ちていきます。
そして進行とともに、呼吸筋が落ちてしまうと酸素と二酸化炭素の循環がうまくいかなくなるので、呼吸器をつけることが必要になってきます。呼吸器をつけることでうまく循環して体調も安定します。
今回は呼吸器ではなく呼吸筋のリハビリとしてカフアシストというものがあります。
カフアシストを使うことで肺を広げたり、痰を出す手助けになります。
この機械は簡単にいうと空気を肺に入れ、入れた空気と一緒に咳のように出すことを助けてくれます。
カフアシストのスイッチを入れて、口にマスクを当てます。
そのまま自分自身のタイミングで
空気を吸うとカフアシストから
空気がきます。
空気を吸ったら自分のタイミングで咳をするときもこの機器が空気を引っ張ってくれるので痰が出しやすくなります。
またカフアシストがリハビリになるのは
自分のタイミングで一気に空気を送ってくれるので、肺が広がりやすくなります。
そして咳をするときもカフアシストが手伝ってくれます。
肺を広がりやすくすることで柔軟性を保てるので呼吸筋を少しでも弱らせないようにできると思います。
自分もこのカフアシストを導入したのは
肺炎で入院するときでした。
自分の肺活量より多い空気が入ってくるので
最初は空気を吸いきれなくて耳に抜けたり、苦しさがありました。
ですが導入したことで痰が出しやすくなり肺炎が良くなっていき、退院できました。
またカフアシストをしたことで退院時には耳に空気が抜けなくなり、やる前より空気が入りやすくなりました。もしあの時この機器がなかったらもっと大変で退院も延びたと思います。
退院後もリハビリの1つとして使っています。
今は起きた時と寝る前にやっています。
導入して4〜5年経ちますが
早い段階でこのカフアシストを導入することができて良かったです。
風邪を引いて痰が出しづらくても肺炎の予防にもなります。
カフアシスト導入時期も個人個人で違うので、気になる方は先生に相談してみて下さい。
長文で分かり辛い文章ですが見て下さった方
ありがとうございます。